筋トレ豆知識⑥

若く見られるには?

おっと、トレーニングの話じゃないのかい?

いえ、トレーニングの話です。

ちまたで流行り(?)のアンチエイジング。

アンチエイジングと『若作り』はちょっと違います。

アンチエイジング=anti(抗、反対する)-aging(加齢、老化)、抗加齢。

つまり、老化を少しでも抑え、できるだけ若さ・若々しさを保つこと、および、そのための取り組みのことをいいます。

若作り=年齢より若く見えるような化粧・服装をすること。またその様。

     (weblio辞書より引用)

アンチエイジングは主に美容のイメージが強いと思いますが、

それだけではなく、様々な取り組みを行うことの意味があります。

当然のことながら、高齢になるほど、

筋力の低下や呼吸機能、循環機能の低下などにより、

体力の低下や動きが鈍くなることがあります。

もちろん、これらの機能低下を抑え、活発であることは

「若々しくみえる」状態と言えます。

加齢により筋肉の低下が生じるものですが、特に下半身、足やお尻などの筋力低下が大きな割合を占めています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/47/1/47_1_52/_pdf

確かに高齢者における下半身の機能低下は、日常生活レベルでの活動範囲の減少をもたらすことはイメージしやすいかと思います。

近年問題視されている閉じこもりともなれば、

趣味や交流、認知機能低下にもつながる恐れがあります。

(2017~2019年の調査では若年性認知症も人口10万人あたり50.6人と推計されています。決して多いとは言い切れませんが、予防は大事です。)

なので、トレーニングにより下半身の筋肉を鍛えておくことはアンチエイジングだけでなく、生活の質という面からみても重要であると言えます。

そんな大事な下半身のトレーニング。

おすすめはやはり、

キング オブ エクサイサイズこと『スクワット』です。

下半身の筋肉は体の中で非常に大きな筋群です。

筋肉の体積で言えば

大腿四頭筋:1913㎤、ハムストリングス:898㎤、大殿筋:864㎤、ヒラメ筋:575㎤となります。

(ちなみに、力こぶの上腕二頭筋は366です。)

大きな筋肉群を刺激することは成長ホルモン、男性ホルモンであるテストステロンの分泌にとっても効果的と言えます。

どちらのホルモンも筋肉をつけるなど肉体的良い効果もありますが、

精神的にも活動的になる、

やる気が起きる、

集中力が上がるなど良い効果もあります。

それから、トレーニングにより

「姿勢が整う」、「姿勢が良くなる」ということは、

「若く見せる」ことのできるポイントとなります。

高齢者のイメージは背中が丸いというイメージがあります。これは脊椎の骨のすり減りや圧迫骨折や筋力の低下などが原因あげられます。

現代はスマホ・PCの影響もありストレートネックが増え猫背になる人が増えています。

また、カラダの重心が崩れ、胸椎を曲げバランスを取っている

(=背中の丸み、猫背になってる)

といったことから「老けて見える」姿勢になっていることがあります。

これを改善するための一つの方法として「背中の筋肉」を強化する方法があります。

おススメトレーニングはデッドリフトやロウイングなどの背中の種目です。これらは広く背中の筋肉を刺激してくれます。

反対に胸の筋肉が硬くなっていることも原因となっている場合は

それを改善することで姿勢がよくなることもあります。

その他にも姿勢の保持には股関節・膝関節・足関節・お腹周りの体幹などを強化も体のバランスのうえで大事です。

運動でのアンチエイジングについて書いてきましたが、

老化を促進する要因で考えると、

酸化、糖化、ホルモン分泌の減少・変化、紫外線による肌へのダメージなどが挙げられます。

それぞれ対処は違いますが、この中でボディメイク、トレーニングを行っていくうえで対処していただきたいのが、酸化・糖化です。

トレーニングをすると、どうしても活性酸素が発生し体の酸化が起きてしまいます。

また、ボディメイクを行う上で食事は大きなウエイトをしめていますので、糖化も気を付けていきたいところです。

これは主に食事内容や調理法などによる対策となりますが、それはまた別の機会に。

人生100年時代と言われる昨今、「長生きのため」だけと言わず、

「かっこよく年を重ねる」と欲をもって、

トレーニングライフを楽しんでみては?

(自分もそうなりたいと日々努力でございます。)

今回はこの辺で。ではでは。

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