お野菜豆知識~穂紫蘇~
穂紫蘇って?
和製ハーブこと『紫蘇(シソ)』≒大葉。
その実である『穂紫蘇(シソの実)』、ご存じでしょうか?
しそは、葉を利用するのが一般的ですが、こちらの穂紫蘇も食用として用いられます。あまりスーパーなどでは見かけないかもしれませんが、、、。
穂じそは和食料理店や居酒屋さんなどで刺身に添えられることが多く、香りや風味を楽しめます。
また和え物や天ぷらにしたり、佃煮や塩漬けなどの保存食として活躍します。
塩漬けは、おにぎりやご飯のお供としておすすめです。
特におすすめの活用方法は、穂紫蘇の醤油漬けです。穂の部分を茎から外して、醤油、みりん、酒を混ぜ合わせたところに冷蔵庫で2日~3日ほど寝かすだけで完成します。
で、なぜ穂紫蘇をオススメするかというとその栄養素が素晴らしいからです。
そもそもシソには、鉄分、カリウム、カルシウム、ビタミンA、C、E、βカロテンのなどの栄養が豊富に含まれています。
そしてポリフェノールが豊富で高い抗酸化作用をもつ
「ぺリルアルデヒド」、
「ロスマリン酸」
が含まれています。
ここで話を変えさせていただきますが
運動を行うと、少なからず『活性酸素』が生じます。
もともと身体には活性酸素を取り除く力は備わっているのですが、25歳を超えたあたりから徐々にその力は衰えていきます。
若いころに比べて「疲れが取れないな~」なんて経験した方もいらっしゃるのでは?(自分がそうです💦)
適度な運動を行うことで、活性酸素を除去する能力が上がることは期待できますが(アンチエイジング効果)、
近年の研究にあるように、『筋トレのやりすぎは体によくない』といったこともありますので、
抗酸化物質を摂取することで、運動による酸化ストレスを少しでも減らしたいところです。
穂紫蘇に含まれる抗酸化作用。動脈硬化や抗がん作用などへの期待。
通年栽培され、保存食にもなる利便性、抗菌作用による食材の防腐作用、豊富な栄養素、
なにより風味が良くおいしくシソにはお得感がいっぱい😀!!
もともとシソは『紫蘇』と漢字で書きますが、これは昔、食中毒で死の淵をさまよった患者さんにシソの葉を煎じで飲ませたところ、その患者さんが無事回復したという中国の昔話が由来だそうです。
また、農研機構によるとシソに含まれる『ロスマリン酸』には
筋細胞のエネルギー消費増加を介して肥満などに由来する生活習慣病の予防に役立つ可能性が期待できるのだとか
Σ(・□・;)
シソ科植物に含まれるロスマリン酸は筋細胞のエネルギー消費を促進する | 農研機構 (naro.go.jp)
ロスマリン酸や茶カテキンの中にも含まれるエピガロカテキンガレートで
「睡眠の質の改善」の可能性を示した研究もあります。
寝る子と寝る筋肉は良く育つといいますし、、、?
(睡眠不足は筋肉の合成スピードが下がったり、食欲が増すなどのボディメイクでの弊害の可能性があります。)
これらの効能は、筋肉をトレーニングしている方にはなかなかうれしいことではないでしょうか?
ということで、シソの実、おススメです(^^♪
自分は、穂紫蘇を、
醤油漬け、ポン酢ワサビ漬け、パスタに混ぜたり、
オリーブオイルに漬け込み風味付け、お酒に漬けて「紫蘇酒」などにしています。
(お酒は筋合成を阻害するぞ!、、、というツッコミなしでお願いします。せめてトレーニングお休みの日に飲めたらいいな的なやさしい目で見てやってください<(_ _)>)
それでは今回はこの辺で。ではでは。