お野菜豆知識~ビーツ~
「奇跡の野菜」
「食べる輸血」
「スーパーベジタブル」
と呼ばれ、トレーニングとの相性抜群の野菜、
『ビーツ』!!
ビーツの栄養成分で特に注目したいのは『硝酸塩』です。
この硝酸塩から一酸化窒素は発生します。
一酸化窒素には、血管を広げて血圧を下げることで血管が固くなってしまうのを防ぐ効果があります。
また、アスリートや運動をする方の間では、一酸化窒素の働きにより全身へ酸素や栄養を供給してパフォーマンスをあげることが期待できる、と話題になっています。
国際オリンピック委員会(IOC)の合意声明によるとパフォーマンス向上させると主張するサプリメントは数多くあるが、利点の十分な証拠があるのはごくわずか、と言われています。
つまり、本当に効くスポーツ系サプリの成分はわずかだよってことです。
(今後研究が進めば明らかになってくるものも色々あるとは思いますが。)
その成分にはカフェイン、クレアチンなどトレーニングをしている方であれば聞いたことがある成分のほかに、
今回紹介するビーツに含まれる硝酸塩もその中に含まれているのです。
ビーツジュースはサッカーのプレミアリーグや五輪金メダリストなどにも実際導入されており、
ワンランク上にスポーツのパフォーマンスを高めたい方は日常的にビーツやほうれん草など硝酸塩を取り入れた食事を意識していきたいところです。
他にもビーツにはうれしい効能がたくさんあります。
ビーツのインパクトのある赤色の色素はベタレイン、ベタニンと呼ばれ、強い抗酸化作用を持ちます。
これはアンチエイジング効果が期待できます。
またこれらの色素による抗がん作用があることがわかってきています。
カリウムは体にある余分な塩分を外に出す働きがあり、むくみの解消に役立ちます。
主に含まれるビタミンB6はアミノ酸や脂質の代謝に関わっています。ビタミンB6は摂取したタンパク質を分解・合成に関与し筋肉作りに貢献してくれます。
葉酸は私たちの体中に酸素を運ぶ赤血球を作るうえで重要な役割を担っています。葉酸はビタミンB12と協力して血液を作る働きがあり、別名「造血ビタミン」と呼ばれ貧血予防に役立ちます。
ビーツに含まれているのは主に不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、便の量を増やして腸を刺激することで便通を促し、便秘解消効果が期待できます。
他にも
高血圧、糖尿病、肥満、肝硬変・脂肪肝の予防効果も期待されています。
美容・健康にもうれしい効果ばかりですね☺
ビーツの栄養成分の中には、水に溶けだしてしまうものがあるため、
生で食べるのがオススメですが、
えぐみや土臭さが気になる方もいらっしゃいます。
これはビーツに含まれるシュウ酸が影響しているため、調理に際は茹でるとシュウ酸を減らしおいしく食べられます。
自分はビーツをスライスしてサラダに散らしております。
鮮やかな赤色のため映えるレシピとしてもよいかもしれせん。
ご家族でのお食事に彩りをつける食材としもおススメです(^^)
ビーツは約4000年前に地中海で栽培が始まったと言われており、古代ローマでも食用・便秘の薬として用いられたとか。
古代ローマ・コロッセオの力強い剣闘士たちがビーツを食べていることを妄想しながら
ビーツを食すとやる気がでるのは私だけでしょうか?
他にも媚薬として用いられたともいわれています。
血管に良い影響をもたらし、持久力向上が期待できるビーツ、いろいろな意味で元気になりそうです。
「元気、ビンビン、ビーツ💛」
、、、脳への血流が上がってきたようなので、そろそろやめておきましょう
ではでは。