お野菜豆知識 ~さつまいも~

さつまいもはダイエット向きの食材!
なんて聞いたことがあるでしょう。
ではなぜ、さつまいもはダイエット向きなのでしょう?
それはさつまいもの特徴にあります。
特徴①GI値が低い
GI値はグリセミック・インデックスのことで、
食後血糖値の上昇指数を表したものです。
簡単に言うと、
「血糖値の上げやすさ」
を表しています。
糖の吸収が早いということはインスリンの分泌も急速になります。
インスリンには脂肪をため込む作用もあります。
ですので、急激な血糖値の上昇は太りやすくなるということです。
(インスリンは筋肉に栄養を取り込んでくれる働きもあります。)
さつまいもと他の食材を比較してみますと、

さつまいも55
ジャガイモ90
白米88
玄米88
そば59
食パン91
このようになります。
高GI値食品は70以上、低GI値食品は55以下と定義されています。
さつまいもは低GI値食品に分類されるわけですね。
特徴②食物繊維が豊富、腹持ちがいい
食物繊維は便通改善のイメージですね。腸内細菌のエサとなることで腸内環境を
整えてくれたり、その他にも血糖値の上昇抑制効果も期待できます。
食物繊維にはダイエットの障害となる「空腹感」を和らげる効果があります。
特徴③炭水化物の他に、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれている。
さつまいもには下記のような栄養が多く含まれています。
ビタミンA➨細胞の構築と修復を助けてくれます。目に良いなんてよく聞きますね。
ビタミンB₁➨糖質の代謝を助けてくれます。疲労回復効果が期待できます。
ビタミンB₆➨アミノ酸とタンパク質の代謝を助けてくれます。
ビタミンC➨皮膚や粘膜の健康維持、免疫機能の維持。さつまいものビタミンCはでんぷんで守られているので壊れづらい特徴があります。
ビタミンE➨体内の脂質の酸化を防いでくれます。脂質の参加を予防することは老化予防・生活習慣病の予防につながります。
カリウム➨余分な塩分を体外に排出するのを助けてくれるはたらきがあります。むくみ解消につながります。

このような特徴をもつ優秀食材、さつまいも、

ただし、
ダイエットをするときにおいては、
調理するときに注意することがあります。
「それは長時間加熱しすぎない」
ということです。
さつまいもの糖分は、長時間の過熱により、より吸収が早い糖分に変わってしまします。
これは多糖類である『でんぷん』がβアミラーゼという酵素の作用により『麦芽糖』に変わる作用です。βアミラーゼは、水分と加熱によりでんぷんに作用します。
スーパーで売ってる「石焼き芋コーナー」、おいしそうな香りで食欲をそそりますね。
しかし、長時間加熱されているさつまいも、
ダイエット向きの食材だからと言って手を出すと、ほんとは太りやすかった、、、なんて痛い目を見るのでご注意を。
話はそれますが、
ご飯もよく噛むと唾液に含まれるαアミラーゼと反応することで、甘味を感じます。
映画にもなった「ホームレス中学生」を書いたのお笑い芸人・麒麟の田村さんは
貧乏時代、ごはんをよく噛むことで空腹を紛らわせていたようです。
お米を長時間噛み続け、味がなくなった後でも、ひたすら噛み続けたら、
最後にふわっと甘くなる、
それを「味の向こう側」と呼んでいたのだとか。
個人的に「アミラーゼの仕業か?」と考えながら笑っていました☺

では、ダイエット向きの調理法って??
それは、
『電子レンジなどで急速に加熱すること』
とです。
これは60~70℃で活発に働く酵素のβアミラーゼは90℃以上になると働かなくなるからです。
また、太りにくい調理法として
「一度加熱したさつまいもを冷やすこと」
も一つのテクニックです。
「冷やしおにぎりダイエット」で、聞いたことがあるかもしれませんが、
さつまいもでも食物繊維と同様に血糖値の上昇を抑えてくれる働きをする
「レジスタントスターチ」は、加熱調理後、冷やすことでできます。
ただし、これらの調理法でできたさつまいもは、あたたかい・甘~いさつまいもとはいえません😿
やはり、減量のため多少割り切ることも大切です。

それから、さつまいもを食べるときは皮ごといくのがおすすめです。
さつまいもを切った時に出てくる白い液がありますね。
これはヤラピンと言って、
胃の粘膜を保護したり、便通改善・便秘解消効果がある成分です。
皮には食物繊維、クロロゲン酸(抗酸化作用)も含まれていますしね☺
ちなみに皮の紫色の正体は、アントシアニンと呼ばれる抗酸化作用をもつポリフェノールです。
テレビなどでよく言われますが、
「酸化と糖化」は老化の元凶
とされていますので、
皮ごと食べることでアンチエイジング的な効果も期待したいところです。

ということで
ダイエット向きの食材、旬のお野菜「さつまいも」。
脂肪をため込みやすい時期や減量期のおともにいかがでしょうか?

もちろん、ダイエット向きだからと言って食べ過ぎれば太りますからご注意を。
それでは今回はこのへんで、ではでは☺