筋トレ豆知識①
筋トレをサボってしまったと嘆く前に。
コロナ禍の中、思うようにトレーニングできないこともると思います。
トレーニーにはつらいですよね。
せっかく身に着けた運動習慣ですが、運動できなければ筋肉が落ちると考え、挫折してしまいそうです、、、
では、筋トレを何日やらなければ、筋肉がおちるの?と思われるでしょう。
これについてはおよそ2~3週間を目安と考えてよいかと思います。~
もちろん筋肉の種類、個人差や環境、ライフスタイル、食習慣などよって差はあるでしょうから、とりあえずの目安です。
筋トレをやめてもからだを動かす仕事の人とソファーの上でゴロゴロしてる人では筋肉、筋力の低下に差が出るのは想像に難くないでしょう。
筋トレ初心者が4か月筋トレし、半年休むと50%筋肉量が落ちたという報告もあれば、
医療の世界では1週間寝たきりで15%、3~5週で50%の筋力低下と言われたりもします。
当然ですが、長くさぼったあとに『前ほどの重量は扱えない!』という状態になります。
しかし、その原因には筋肉繊維が細くなっただけでなく、神経が重量に追い付いていないことや筋グリコーゲンや筋肉内の水分量が減少することも加わります。
そもそも筋肉の7~8割は水分であり、筋肉を動かすために必要なグリコーゲンは水分を引き込む作用があります。
筋トレをやめるとグリコーゲンと水分が20%減るという報告もありますが、水分とグリコーゲンレベルは筋トレを再開すると数日で元のレベルまで戻るといわれています。
また、筋肉を構成している筋細胞にはそれぞれ核が存在しており、筋トレにより、その核が筋肉を大きくしてくれるのですが、2010年の研究で、『筋肉細胞が委縮しても、それまでに増えた細胞の核の数は長期間減らない』と実証されています。
これにより一度鍛えた筋肉はトレーニングを中断したとしてもすぐ元に戻りやすい状態になります。
これがマッスルメモリーとよばれるものです。
言い換えるとマッスルメモリーとは増えた細胞の核を保存すること、つまり、厳しい試練を乗り越えてきた、筋肉に刻まれた愛の(?)歴史の証明なのです。
きちんと休息期間をもうけた方が筋肥大したという報告もあります。
ジムに行けないのであれば、自重のスロートレーニング、コンディショントレーニング、
地獄のHIITトレーニング、もういっそ休息・回復期間と割り切り次のトレーニングのために充電しておくといったマインドでこの状況を乗り越えていければいいと思います。
トレーニング人生において休息期間も糧になる。あきらめずに、、、
『筋トレしましょう!』です!!
ではでは。